こんにちは。
WEB上で、英検受験生の皆様に、手軽で便利な英作文添削サービスをご提供しています、「英検英作文専門添削教室」の藤澤です。
本日は、2024年度第1回試験より導入されました新形式の英作文問題のうち、英検準1級の要約問題について触れてみます。
英作文問題の同リニューアル実施前に、日本英語検定協会が公表した、要約出題例と、2024年6月実施の英検で出題されました要約問題を分析してみます。
本日は第1パラグラフについてです。
要約問題の全体像をみると、語彙数が約200弱の原文を、60-70語彙で要約することが求められる訳ですので、語彙数は約3分の1にしなければなりません。
出題例での原文は、イギリス政府の国立美術館入場料無償化政策について内容で、第1パラグラフでは、入場料有償⇒無償化の移行が述べられています。
一方、要約文では、入場料有償時の記述は省略し、無償化政策についてのみ記載しています。
つまり、主題から外れる、有償入場料についての記載は省略しています。
2024年6月の要約問題では、原文は、学校での無償給食についての内容で、第1パラグラフでは、対象生徒を限定した無償給食と全生徒に対する無償給食が述べられています。
一方、要約文では、主題から外れる対象生徒の記載は省略し、無償給食についてのみ記載しています。
この2つの要約問題から、第一パラグラフの要約では、主題から外れる内容を見極め、その部分を省略することが、語彙数を抑えるポイントになると考えられます。
何が主題で、何が主題から外れるかは、第2-3パラグラフの内容から判断可能です。
少しでも、ご参考になる点があれば幸いです。
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