英検準一級の英作文の書き方について数回にわたって要点を記しています。
一般的な英検英作文の書き方のコツ(ノウハウ）は以下の通りですが、準一級用英作文のパラグラフごとのテンプレート活用を中心に英作文の書き方を記載しています。
（下記1) ～5) は毎回同じ内容ですので読み飛ばして下さい。）
1) 英作文全体の一般的な構成を習得し、その構成の通りに英文エッセイをまとめる。
2) どんなトピックが与えられても汎用的に使えるテンプレートを学び、そのテンプレート
を活用して英作文を書く。
3) 英作文の内容は必ずしも自分の意見でなくても構わない。自分で書くことのできる内容
にする。
書くことが思い浮かばない時はトピックと共に与えられるポイントをヒントにすること
もできる。
4) 英作文の中に少し難し目の語彙をいくつか散りばめる
(但し、減点されない様に自信のある語彙を使う）。
5) 同じ表現や単語を繰り返し使わず、多様な構造の英文を書く。
などがあります。
これらのコツ(ノウハウ)をマスターすることが、英検英作文試験対策として重要です。
効率的な英検英作文対策の勉強法の一つとしてご参照下さい。
さて、前回は自分の意見を裏付ける理由記載部となる第二／三パラグラフ用のテンプレート④'を活用して、英検準1級の過去問題のトピックに対応する第二パラグラフの英作文例を示しました。
今回は、第二／三パラグラフ用のテンプレート⑤を別の英検準1級の過去問題(2024年6月分)のトピックに対応させてみましょう。
今回の第二/三パラグラフ用テンプレート⑤は
Second, 背景文章, which leave(s) us no choice but to-不定詞・・.
です。
トピックは
In urban areas, should the government encourage vacant land to be used for farming ?
ポイントは Costs, Pollution, Population, Technology の4つ。
上記のテンプレート⑤を活用すると、第三パラグラフ例は以下の通りです。
Second, concerning air pollution in crowded cities causes diseases such as asthma, which leaves us no choice but to encourage farming in vacant land to stop worsening the problem. It is much better than constructing new roads or highways. (39語)
英検試験の英作文には4つの採点基準があり、そのうち３つは「構成」「語彙」と「文法」です。
「語彙」基準において、上記例文では concerning, diseases, leave us no choice but to-不定詞, worsen 等により得点アップを目指し、「文法」基準では無生物主語、関係代名詞、比較級で得点アップを目指します。
「構成」では全体のバランスも必要ですが、上記の第三パラグラフだけ見れば問題はないでしょう。
もう一つの採点基準の「内容」においてもポイントの一つである Pollution を用いて論理が通っていると思います。
英作文では時間配分が非常に重要ですが、テンプレートにより短時間に意見表明部を完成させることができます。
英検のライティング対策の勉強法として、少しでもご参考になる部分があれば幸いです。
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