こんばんは。
大阪を拠点に、オンラインでサービスをご提供している、英検英作文専門添削教室の藤澤
です。
英作文の書き方のコツの中から、テンプレート (決まり文句・定型文言) に焦点を当てながら、テンプレートの品質についてのブログを連載でお届けしています。
質の高いテンプレートの特徴として、① 汎用性、② 得点アップ効果を挙げ、昨日のブログでは①の汎用性を取り上げました。
今回より、②の得点アップ効果に移りたいと思います。
得点関連ですので、英検英作文問題の採点基準ごとに述べていきます。
対象のテンプレートは、昨日と同じです。
Public opinion has divided and there seems to be no consensus. However, I am certain that ・・・ (・・・はトピックに合せて調整)。
まずは、採点基準の「内容」についてですが、上記テンプレートだけでは、内容は薄いと言わざるを得ません。
どんなトピックにも対応できる、汎用性重視のテンプレートですので、その”副作用”として、内容が希薄になってしまっています。
その欠点を補う為に、自身と異なる反対意見を簡略に付け加えると内容は向上します。
例えば、2024年6月実施の過去問題の1級英作文問題トピックを想定すると、
Public opinion has divided and opponents claims that free trade agreements can not shield us from tense relations with adversaries. However, I am still certain that concluding such agreements is the most effective approach for expanding economy. (37語)
同テンプレートは、採点基準「内容」では、少し手を加えなければ、充実しない面はあります。
一方で、採点基準「語彙」では、divide, consensus, be-動詞 + certain
採点基準「文法」では、現在完了による文型多様化など、得点アップ効果を期待できます。
又、However の代わりに、Nevertheless などを使えば、更に語彙は良くなります。
no consensus を little consensus にすれば、否定後"little" による、印象アップも期待できます。
採点基準「構成」では、意見表明パラグラフとして、英作文構成の一翼を十分に担っています。
つまり、採点基準に照らして、得点向上効果のありそうな、高品質テンプレートと考えてもいいのではないでしょうか？
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